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蓮が教えてくれたこと
(2023-, 制作中 )
English / 日本語
夏のある日、池の蓮は花の盛りを過ぎていて、あるものは既に花を散らし、あるものはこれから咲こうとしていた。咲く花や枯れた花は私に自分の過去の境遇を思い起こさせた。
しかし蓮は一度枯れても、水面の下にある根は泥の中でしっかりと生きていて、翌年には新しい葉を出し、美しく花を咲かせることに気づいた。季節が移ろう中、根は見えないところで自分のやるべきことを全うしていたのだ。ほかの草花も同じに違いない。
大切なことはその時々に自分の本分、自分のやるべきことを全うすることだと蓮に教えられた気がした。

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* この作品はロシアのプーシキン美術館に永久収蔵されました。

左部分

中央部分

右部分

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